藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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「国引き」神話

八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は、最初、出雲国を東西に長く海岸線が広がる、細い布のように作ったが、あまり細すぎたので縫い繋げる土地を探した。
すると海の向こうの新羅に余った土地があった。そこで、三つ編みの丈夫な縄を綯い、まず、大きな鋤を使って余った土地を切り取り、縄をかけて、「国来、国来(くにこ)」と言いながら引いた。次に、同様にして狭田(さだ)国と隠岐(おき)国、そして越(こし)国から土地を引いた。新羅から引いた綱をかけた杭が現在の三瓶山(さんべさん)で、その綱は薗の長浜。越の国から引いた綱をかけた杭は大山、綱は弓ヶ浜になったという。すべての地を繋ぎ止め、オミツヌは杖を立て「おえ!」と叫んだ。それが意宇(おう)郡の由来という。
このオミツヌは一説にはオオナムチの祖父であるという。オオナムチは大国主の前名である。
写真は長浜神社に奉納されている「国引きの図」。
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by rankoh-f | 2015-03-26 23:01