藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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2017年 05月 15日 ( 1 )

4年越しの夢

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『展覧会の絵』は子供の頃から聴いていた曲。いつか踊りにしたいと思っていた。9年前に原曲(ピアノ曲)の楽譜を取り寄せ、全編邦楽版に編曲して貰い、振りを付けてリサイタルで上演した。その後、再演を願うものの機会は訪れなかった。
4年前、日本舞踊公演でキエフを訪問、その時、この遺跡に遭遇。かの組曲の最終曲「キエフの大門」はこの門の復元のためのデザイン画をテーマとしている。ここで『展覧会の絵』を上演出来たら…と夢を描いた。丁度、ウクライナ国立バレエ学校の芸術監督に就任した寺田宜弘氏にこの事を語ると、「来てさえくれれば簡単です」。
文化交流使に指名されるにあたり、まず思い浮かべたのがキエフ。寺田氏に問い合わせたところ、5月末「キエフの日」でやりましょう、となった。この事を知人のピアニスト木曽真奈美さんに話したら、「キエフで演奏出来たら」と。実は木曽さんは『展覧会の絵』をライフワークにしており、毎年ムソルグスキーの墓参にも行く程。それならば是非演奏をして頂きたい、と、CDを購入して聴いてみると、作品イメージが覆った。この作品は、ムソルグスキーが、若死した親友のガルトマンに贈ったレクイエムなのだ。しかも死んだガルトマンも魂となって登場する。根本的に振付を変えないといけない。そこで、ガルトマン役を寺田氏に依頼、快諾を得て実現の運びとなった。
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今日からその振付が始まる。R
by rankoh-f | 2017-05-15 14:28