藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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講義

先日、今年最後の舞台「将門」も無事に終えた。

が、

「日本舞踊家」として、如何に「歌舞伎舞踊」を表現するのか、課題はまだまだ多い。
俳優で魅せる「歌舞伎」と踊りで魅せる「舞踊」。
もしかしたら、根本的などこかに決定的な違いがあるのかも知れない。
それを探すのが大きな課題だと思う。

さて、来月は青山学院大学の留学生向けの「日本学」の講義を受け持つ。

これは一昨年から依頼され、昨年も行なったもので、
留学生が一年間かけて日本文化について学ぶ講座である。
私が受け持つ日本舞踊の他に、華道、書道からアニメプロデュースのようなものまで、
一年間かけて多岐に渡り「日本」を学ぶ。

ここで私は歌舞伎とは違う日本舞踊とはどういうものか、実演を交えながら話す。

話しながら、こうした講座は、今の日本人にこそ必要なのではないかと、毎回思う。R
by rankoh-f | 2007-11-16 09:57

将門

リサイタルを終えて、次の準備にかかっている。
つぎは、
振り付けと舞台。

舞台は、来週13日。同じ藤間の同世代、万惠さんのリサイタル。

まえさんは、藤間流の実力派。
一昨年、二人椀久を一緒に踊っている。
今回の演目は将門(まさかど)。

平将門が滅亡した後、その娘、滝夜叉(たきやしゃ)姫が、相馬の古御所で再興を謀っている。
滝夜叉は蟇蛙の妖術を使って近隣を寄せ付けない。
源頼信の命を受けて、その妖怪退治に来た大宅太郎光圀(おおやのたろうみつくに)を味方にしようと傾城に化けて色仕掛けで騙そうとする。
光圀は騙されず、この傾城が滝夜叉であると見破り、戦い(立ち回り)となる。
という筋である。
大古典の歌舞伎舞踊。
妖術使いの姫が、妖艶な遊女に化けて、凛々しい若武者を騙そうとするが、正体を見破られる、といった荒唐無形な筋ながら、いかにも歌舞伎らしい舞台で、興行でも人気のある演目の一つと言える。

これを舞踊家が勤める。

役者で見せる歌舞伎とは違う日本舞踊の「将門」。

如何に表現するか。
課題は多い。R
by rankoh-f | 2007-11-07 21:33

無事修了!

昨日、無事に13回目のリサイタルを終えることが出来ました。

突然のメールに始まり、
素人の私の質問にも懇切にお答えくださり、
素敵な写真を沢山提供してくださった長谷川博先生、

私の無理なお願いをことごとく聞いて、
現代語の歌詞を立派な「長唄」にして下さった杵屋勝四郎師、

細かい注文に、真面目に応えてくださった藤舎呂英師、

綺麗で透明感のある光で舞台を満たしてくださった足立恒氏、

倒れる打掛という難題を解決し、情感ある美術を作ってくださった河内連太氏、

ご協力くださった全ての方々、

そして、

劇場いっぱいのすべてのお客様に、

心から感謝し、御礼申し上げます。R
by rankoh-f | 2007-11-01 23:55