藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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五耀會無事終了!

五耀會東京公演、無事終了しました。
応援してくださった全ての方々へ、心より篤く御礼申し上げます。R
by rankoh-f | 2011-05-28 01:10

柱建万歳-オマケ

明後日「五耀会」で踊る「柱建万歳」。

昼の部は江戸の太夫、夜の部は上方の才造。
出身地が違うだけでなく、立場も違う。
いわば雇用主と雇われ人。
ただ、共に正月風景独特の長閑さや大らかさが必要とされる。

江戸+雇用主(主人)+長閑 と、
上方+雇われ人(従者)+長閑。

同じ「長閑」でも違いがある。
この相違をいかに出すか。

あまり「長閑」を前面に押し出すと、
昼の太夫はバブル期の社長になり、
夜の才造は組合長になる。
双方の違いが紙一重になってしまう。

かといって雇用関係を前面に打ち出すと
「長閑」は吹っ飛んで、労働闘争の観が。

昼夜でガラッと変わる二人の蘭黄をお目にかけるべく。。。R
by rankoh-f | 2011-05-25 23:27 | 日々

柱建万歳

27日に迫った「五耀会」
蘭黄は「柱建万歳」に出演する。

江戸時代から明治にかけての正月の風物詩、三河万歳。
これを題材にした作品の代表は、常磐津の『乗合船恵方万歳』。
江戸庶民が大勢描かれるこの『乗合船』の、万歳のくだりを清元に移したものが本作品である。

「柱建」とは、家屋の建築で、初めて柱を立てる祝いの儀式。
万歳が祝辞を述べる際、「一本の柱は…」「二本の柱は…」と
数え歌のように一家の繁栄を述べる。

江戸っ子の太夫が「一本の柱は魚市。江戸に名高き日本橋」と
かつて日本橋にあった魚河岸の自慢をすると、
浪花っ子の才造が「二本の柱は二軒の芝居。浪花に聞こえし道頓堀」と
芝居小屋の賑わいを自慢する。
そして天下祭で名高い山王祭、石舞台の舞楽殿の四天王寺、五町の廓の吉原と、自慢が続く。

蘭黄は昼の部で太夫を、夜の部で才造を演じる。
昼は江戸前、夜は上方風に。
と言っても、「万歳」である。

長閑な正月の雰囲気を馥郁と醸し、
明るく華やかな舞台にせねばならない。

一所懸命、必死になっては決して出せない雰囲気。
力を入れて、それ以上に力を抜く。

「言うは易く行うは難し」というが、
「言うも行うも難し」である。R
by rankoh-f | 2011-05-21 13:08 | 一言解説

五耀會

今月27日に東京公演。
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by rankoh-f | 2011-05-10 11:59

紫紅会

踊りを教えるのが日常、というのが我々の現状。
「舞踊家」として自己の舞台のための稽古でなく、
「師匠」として門弟に教える稽古である。

明後日に開催する一門の舞踊会「紫紅会」。

リサイタルの稽古とは当然違うその稽古は、
一方で「踊り」に対する理解、考察を深める機会ともなる。

お弟子さんは自分の鏡。
熱心であればある程「師匠」に似る。
それも一番真似てほしくない癖から。
特にそれが小さい子供だと尚更である。

そこで、それを注意し直していく。

「ひとのふりみてわがふりなおせ」
を地でいくようなものである。

さて、その第64回「紫紅会」が5月7日に迫った。
今回も下は5歳から、上は80歳以上まで、全17番。

「玉兎」「浅妻船」「越後獅子」などのスタンダードなものから、
「淡島」「こぼれ梅」「八段目下」などの「代地」独特の演目まで。
特に今回は、蘭景が制定した「古典十種」の内から2曲の上演も。

当日券もあるので興味のある方は是非R
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by rankoh-f | 2011-05-05 23:22