2009年 05月 23日
北州
いよいよ明日は「紫紅会」。
明日の序幕に踊る「北州」は、代表的な「ご祝儀物」の素踊り。
ちなみに…
北州とは吉原の遊里のこと。江戸の北にあるのでこう言った。
焼失した吉原の復興がなったのを祝うため、
文化15年(1818)に、狂歌師太田蜀山人(しょくざんじん)が吉原と清元の繁栄を願う歌詞を作り、
これに清元お直が手付した曲。お直は、元、吉原の芸妓で、当時は橋場の料亭「川口」の女将を勤めていた。
同じお直作曲と伝えられる「梅の春」とともに、清元のご祝儀物の代表曲といわれている。
内容は、正月から歳の市まで吉原の四季折々の年中行事を綴ったもの。
正月気分で「初登楼」するお客、松の位の太夫の花魁道中、桜に浮かれるぞめき客、
お客を口説く遊女、八月一日の白無垢、新造、禿、廓の男衆、酉の市の人々、
お供を連れた侍客、吉原通いの客を乗せる馬方、年の市の物売り、
手毬をついたり、羽根つきをする若い遊女など…
十数人の登場人物を踊り分ける。
鮮やかな「踊り分け」が眼目である。R
明日の序幕に踊る「北州」は、代表的な「ご祝儀物」の素踊り。
ちなみに…
北州とは吉原の遊里のこと。江戸の北にあるのでこう言った。
焼失した吉原の復興がなったのを祝うため、
文化15年(1818)に、狂歌師太田蜀山人(しょくざんじん)が吉原と清元の繁栄を願う歌詞を作り、
これに清元お直が手付した曲。お直は、元、吉原の芸妓で、当時は橋場の料亭「川口」の女将を勤めていた。
同じお直作曲と伝えられる「梅の春」とともに、清元のご祝儀物の代表曲といわれている。
内容は、正月から歳の市まで吉原の四季折々の年中行事を綴ったもの。
正月気分で「初登楼」するお客、松の位の太夫の花魁道中、桜に浮かれるぞめき客、
お客を口説く遊女、八月一日の白無垢、新造、禿、廓の男衆、酉の市の人々、
お供を連れた侍客、吉原通いの客を乗せる馬方、年の市の物売り、
手毬をついたり、羽根つきをする若い遊女など…
十数人の登場人物を踊り分ける。
鮮やかな「踊り分け」が眼目である。R
by rankoh-f
| 2009-05-23 23:24
| 一言解説