藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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山姥

今年のリサイタルでも踊るもう一つの演目「四季の山姥」。

いわゆる「山姥もの」といわれる系譜のひとつである。

山姥は金太郎の母とも言われ、その前身は遊女八重桐だったという伝説もある。
山籠りした後、金太郎を産み落とし山中で育てたという。

この山に棲む「山姥」が、四季折々の風景に、廓の様子を重ね合わせて語る「山めぐり」
というくだりが見せ場であり、この曲のすべてである。

人智を超えた力を持ち、世の中のこと全てに通じ、
達観していながら、四季折々に心を動かす…

こうした超人というか達人を踊りこなすためには
踊りのキャリアとともに人生のキャリアも必要とされる。

その「山姥」。

これからの舞踊家人生のテーマの一つとなる作品の出発である。R
by rankoh-f | 2009-10-04 23:37