藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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踊りには「間」が大切である。

当たり前のことだが、
日本舞踊の場合、その「間」を決めるのは邦楽。
三味線音楽である。

多くの場合、そこに「歌」が付く。

これが曲者である。

初心者の場合、この「歌」を聴いてしまう。
決して悪いことではないが、
これでは「間」は取れないのである。

では、何を聴くか。

三味線の旋律、リズムである。

踊りの「振り」は、概ねこの三味線に乗って付けられる。
もちろん、歌に乗ることもあるが、
歌は、その振りの意味するものを限定する役割。
つまり、歌の意味を振りであらわし、
振りのリズム(間)は三味線で決められる。

その三味線の旋律。

これを聴きとる必要がある。R
by rankoh-f | 2009-10-28 23:39