藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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紫紅会

踊りを教えるのが日常、というのが我々の現状。
「舞踊家」として自己の舞台のための稽古でなく、
「師匠」として門弟に教える稽古である。

明後日に開催する一門の舞踊会「紫紅会」。

リサイタルの稽古とは当然違うその稽古は、
一方で「踊り」に対する理解、考察を深める機会ともなる。

お弟子さんは自分の鏡。
熱心であればある程「師匠」に似る。
それも一番真似てほしくない癖から。
特にそれが小さい子供だと尚更である。

そこで、それを注意し直していく。

「ひとのふりみてわがふりなおせ」
を地でいくようなものである。

さて、その第64回「紫紅会」が5月7日に迫った。
今回も下は5歳から、上は80歳以上まで、全17番。

「玉兎」「浅妻船」「越後獅子」などのスタンダードなものから、
「淡島」「こぼれ梅」「八段目下」などの「代地」独特の演目まで。
特に今回は、蘭景が制定した「古典十種」の内から2曲の上演も。

当日券もあるので興味のある方は是非R
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by rankoh-f | 2011-05-05 23:22