藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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ロシア

久々のロシア。
10月の「出会い」公演、『信長』の振付でサンクトペテルブルクに滞在している。
稽古場は、ミハイロフスキー劇場内。2日目の振付を無事に終えた。
蘭黄の拙い台本に沿って、ルジマトフ氏に振り付ける岩田守弘氏。
斎藤道三との会見から、桶狭間の合戦を経て、秀吉を家来にするまで。実に的確に「信長像」が作られてゆく。
音楽は、バレエダンサーには耳慣れないと思われる、13弦、17弦の琴に太鼓、笛、小鼓、大鼓で構成されたオリジナルの邦楽曲。その難しさを微塵も感じさせない動きが、目の前で作られ踊られてゆく。
そして自身が演じる「秀吉」も、蘭黄が思い描いた通り、いや、それ以上のものに。まさに一流の仕事を目の当たりにしている。R
by rankoh-f | 2015-07-18 00:39