藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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パ・ド・カトル

本日、華扇会の一日目の出演が終わった。

思った以上に疲れている…

今回は西川箕乃助師振付の大和楽「お祭り」。
メンバーは若柳壽延師、西川箕乃助師、花柳錦之輔師に私の4人。
今回で7年目のパ・ド・カトルである。
で、この作品は9分。
この位だとお客さんに「もう少し観たい」と思ってもらい易い。
が、ここには思わぬ落とし穴が。
それはこの9分間、全く気が抜けないのである。
例えばこれが20分程度のものであれば、
当然、仕抜き(一人ひとりのソロの部分)があり、
その間、踊らない人は少し待つ事も出来(勿論、気を抜くわけではないが)、
また、最初に何か上手く行かない事があっても(勿論、あってはならないことだが)、
どこかで取り返せるのである。
丁度長距離ランナーがペース配分をするように、
緩急を付けられる。
ところが、9分間となるとそうはいかない。
全くの全力疾走である。
緊張して集中することはたとえ1時間半でも出来る。
しかし、9分間の全力疾走は、カールルイス(古いっ!)並み。

通常の演目以上に疲労するのである。

…明日、もう一度。

頑張って全力疾走あるのみなのだ!R
by rankoh-f | 2007-09-27 22:53