藤間蘭黄  日本舞踊の世界

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2008年 06月 10日 ( 2 )

紫紅会―2

創作舞踊劇場公演の2週間前に無事終わった紫紅会。

今回、序幕の「藤の雨」と終わりの「供奴」に加えて代役で「流星」も踊った。

「流星」は、七夕の夜、織姫と彦星が久し振りに逢っているところへ、
流星が雷の夫婦喧嘩を告げにくる、という話。

流星が小道具の角を頭に付け替えながら、雷の夫婦、子供、婆雷の四人を踊り分け、
喧嘩の実況中継をする。
立ち座りなど、細かい動きを要するのである。

そして「供奴」。

この演目を選んだ理由は「足拍子」である。

主人の自慢をする「奴」が興に乗って、トントンと軽やかに足拍子を踏む。
最も盛り上がるところなのである。
だが、この「足拍子」を、音を立てないで踏んでいるのを最近よく見かける。
確かに、最初から最後まで同じ強さで踏んでいては面白味が全くない。
足音に七色の強弱をつけるのが醍醐味ではある。
しかし、踏む所作だけして足音をたてないと言うのでは話が違う。
確かに、間を外してドンドン踏むよりは、足音をさせない方が上手そうに見えるのだが。

「足拍子」というからにはあくまでもその足音が大事なのだと思う。

そこで、自分なりに「足音」を大切にした足拍子を踏んだ。。。

ところが、

足が重いのである。

稽古では、「流星」の後に平気に踊れていたものが、本番では物凄い負担となっていた。

やはり舞台となると普段より緊張して、力が入っていたのかもしれない。

が、それよりも、足に履く肉襦袢が脚を締め付けて、
上げ下げに余計な力を必要としていたためだった。
古典舞踊で使用する昔ながらの肉襦袢は、木綿で伸び縮みせず、
着けた時に皺が出ないよう、非常に締め付けるのだ。
だから膝を曲げるだけでも一苦労だった。

今は新素材が次々に開発されている。

肉襦袢にも新素材を取り入れて欲しい。R
by rankoh-f | 2008-06-10 23:07

オセロ

創作舞踊劇場公演が無事に千龝楽を迎えた。
今回の「青春Ⅱ終焉」では、舞台を構成する四角形、重要な小道具であるハンカチの見せ方、
終盤に至る変化など、足立恒氏の照明に、大いに助けられた。
6作品が肩を並べるオムニバスで、キリリとスパイスを効かせることが出来た…と、思う。
出演者、スタッフ一同に心より感謝する。R
by rankoh-f | 2008-06-10 08:08