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2010年 10月 25日
昨日、無事に16回目のリサイタルを終えることが出来ました。
会場にお運びいただきました沢山のお客様に
心より御礼申し上げます。
これからも日本舞踊の可能性を探るべく
努力してまいります。
宜しくご声援ください。
藤間蘭黄
会場にお運びいただきました沢山のお客様に
心より御礼申し上げます。
これからも日本舞踊の可能性を探るべく
努力してまいります。
宜しくご声援ください。
藤間蘭黄
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by rankoh-f
| 2010-10-25 11:15
2010年 10月 23日
明日。
16回目のリサイタル。
700歳の美少年と、
ドイツの文豪の作品。
細かいことは考えず、ただ誠実に踊ろうと思う。R
16回目のリサイタル。
700歳の美少年と、
ドイツの文豪の作品。
細かいことは考えず、ただ誠実に踊ろうと思う。R
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by rankoh-f
| 2010-10-23 21:35
2010年 10月 10日
昨日、城東ブロックの「踊らいぶ」七回目の公演も無事終わり、
いよいよリサイタルに向けて驀進である。
「禍神」。
前回初演時には、とにかく「あの長編を全編舞踊化する」
という大前提のもと、作った。
メフィストを主役に据え、
ファウスト博士がメフィストに誑かされ滅びるまでの一連を
「ジェットコースターに乗ったかのように」表現したかった。
が、
終わってみると、何か足りない気がしてきた。
やはり、マルガレーテである。
実は、当初、マルガレーテの悲劇を独立させ、別の一個の作品として上演するつもりでいた。
題名は「雛菊」。
主人公は勿論マルガレーテ、女形である。
しかし。
素踊りでの女形は、昨年のリサイタル「四季の山姥」や
かつて上演したことのある「賎機帯」など、
何度か勤めてはいるものの、
まだ「自分の領域」と言えるまでにはなっていない。
まだ、あくまでも「加役」である。
ではどうすればよいか。
今回は昨年の「禍神」にこのくだりを挿入することにした。
といって、この悲劇を丁寧に表現していては
あのスピード感がなくなる嫌いがあり…
そこで、原作にある、牢獄での独白シーンを挿入した。
結果、初演時よりさらに重厚な作品となる。
はずであるR
いよいよリサイタルに向けて驀進である。
「禍神」。
前回初演時には、とにかく「あの長編を全編舞踊化する」
という大前提のもと、作った。
メフィストを主役に据え、
ファウスト博士がメフィストに誑かされ滅びるまでの一連を
「ジェットコースターに乗ったかのように」表現したかった。
が、
終わってみると、何か足りない気がしてきた。
やはり、マルガレーテである。
実は、当初、マルガレーテの悲劇を独立させ、別の一個の作品として上演するつもりでいた。
題名は「雛菊」。
主人公は勿論マルガレーテ、女形である。
しかし。
素踊りでの女形は、昨年のリサイタル「四季の山姥」や
かつて上演したことのある「賎機帯」など、
何度か勤めてはいるものの、
まだ「自分の領域」と言えるまでにはなっていない。
まだ、あくまでも「加役」である。
ではどうすればよいか。
今回は昨年の「禍神」にこのくだりを挿入することにした。
といって、この悲劇を丁寧に表現していては
あのスピード感がなくなる嫌いがあり…
そこで、原作にある、牢獄での独白シーンを挿入した。
結果、初演時よりさらに重厚な作品となる。
はずであるR
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by rankoh-f
| 2010-10-10 23:50
2010年 10月 03日
10月24日のリサイタル「蘭黄の会」で、
久々に「菊慈童」を踊る。
これはもともと18世紀に出来た古い作品。
長唄曲のみ残り、振りが途絶えていたものを、
今から約60年前、昭和20年代に祖母藤子が復活した。
物語の背景は、能の「枕慈童」(または「菊慈童」)と同じ。
中国古代の周の時代。
仕えていた穆王(ぼくおう)の枕をまたいでしまい山奥に流罪となった侍童が、
王から賜った枕にある二句の偈(げ)(法華経の句)を菊の葉に書くと、
その葉から滴る露が不老不死の薬となる。
それを飲み、若い姿のまま7百余年の長寿を重ねた様子を描いている。
寵愛を受けた王を懐かしみ、移ろう自然を愛で、
あるいは昔の罪を悔み、
星霜経ても歳を取らない苦しみを味わい、
仙人のような境地となり、長寿を寿ぎ、
庵へと帰っていく。
「700歳の慈童(少年)」。
見た目の「若さ」と、
精神の「老い」と、
そのすべてを超越した「愛」と。
いかに「慈童」になるか。
今回は本衣裳で挑むR
久々に「菊慈童」を踊る。
これはもともと18世紀に出来た古い作品。
長唄曲のみ残り、振りが途絶えていたものを、
今から約60年前、昭和20年代に祖母藤子が復活した。
物語の背景は、能の「枕慈童」(または「菊慈童」)と同じ。
中国古代の周の時代。
仕えていた穆王(ぼくおう)の枕をまたいでしまい山奥に流罪となった侍童が、
王から賜った枕にある二句の偈(げ)(法華経の句)を菊の葉に書くと、
その葉から滴る露が不老不死の薬となる。
それを飲み、若い姿のまま7百余年の長寿を重ねた様子を描いている。
寵愛を受けた王を懐かしみ、移ろう自然を愛で、
あるいは昔の罪を悔み、
星霜経ても歳を取らない苦しみを味わい、
仙人のような境地となり、長寿を寿ぎ、
庵へと帰っていく。
「700歳の慈童(少年)」。
見た目の「若さ」と、
精神の「老い」と、
そのすべてを超越した「愛」と。
いかに「慈童」になるか。
今回は本衣裳で挑むR
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by rankoh-f
| 2010-10-03 16:42
| 一言解説
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